今回の村田茂樹展は野菜をテーマにした作品展です。

村田茂樹はテーマを決めて数々の個展を展開しました。駅、中国風景、花、石、魚、オリーブ、

ホロコーストなどと共に野菜も描きました。

結局 一人なんだろうけれど、

静かすぎる 水面を 見ていると

小さな石でも、投込んで みたくなる。

波紋が、大きく広がるのか、すぐに、

静かな水面を、取り戻すのか、わからない

けれど、考えてばかりいるよりは、

動きだすほうが、自分の性には、あって いそうだ。

1984年、研究グループ「横の会」を結成したときに作家の言葉としての残したものですが、その後10回展(1993年)で終了するもその作画姿勢は一貫して変わらず生涯貫かれました。描きたいものがあれば作品にし、面白いと感じれば作品にしていきました。今回は2000年~2008年までに描かれた8点とスケッチの展示いたします

画歴

1946年  京都に生まれる

1970年  新制作協会春季展賞受賞

1972年  第16回シェル美術賞展佳作賞受賞

1984年  研究グループ「横の会」結成(京都市美術館、池袋西武アートフォーラム)以後’93最終会10回展まで出品

1990年  中国風景をテーマに個展(京都 東京 金沢)

1991年  個展(北京) 第13回日本秀作美術展

1993年  カレンダー原画にて個展(京都/福山)

1994年  魚をテーマに個展(京都) 個展(パリ)

1995年  手をテーマに個展(京都)

1996年  石をテーマに個展(京都/東京/福山)

1997年  オリーブをテーマに個展(京都/東京/福山)

1998年  野菜をテーマに個展(京都・東京・福山)

2000年  きいろい花をテーマに個展(京都)

2001年  アンネのバラをテーマに個展(福山)

2005年  ホロコーストの遺品をテーマに個展(京都/富山/西条/福山)

2007年  雪山をテーマに個展(京都・富山・福山・東京)

2009年  第1回「京都日本画新展」審査(~‘13)及び賛助出品(~18) 

2014年  続日本画新展 選考委員及び出品(~18)

2018年  死去

2019年  竹内浩一、村田茂樹2人展 大三島美術館

       村田画廊では1983年以来、個展・グループ展、竹内浩一との2人展「不易流行」など,