個展「風と土とベリーvol.2 kaeri 」に寄せて
生命は儚く 生きていられることの奇跡
今 あなたと同じ時を生きていることの驚き
ふっと風が吹いた時 世界が変わる 誰もが知っている心地よさ
風通しの良い場所 風通しの良い世の中
土を握った時安心する やっぱりこれだと思う
帰る
返る
還る
風と土とベリー kaeriたくなる絵を描くことができたら・・・
村田画廊さんにて2回目の個展開催の運びとなりました。2年前に画廊主の村田一雄さんにいただいたのは「風と土とベリー」というなんとも壮大な個展のタイトルです。風と土と共にベリーを並べてもらっており恐縮です。自然は大師匠。少しでも近づけますように。
ベリーマキコ
For the solo exhibition: 「"Wind, Soil and Berry vol.2: Return"」
Life is fleeting; the miracle is in being alive.
In this moment, I can share the wonder of life with you.
When the wind blows unexpectedly, the world changes;
It brings comfort that everyone knows.
A well-ventilated place in a well-ventilated world.
I feel relieved when I hold the soil
I think “This is it”
Return- Go home
Return- Revert
Return- Restore
Wind, soil, and berry
If I could draw a picture that makes me want to return …
I am pleased to announce my second solo exhibition at Murata Gallery.
Two years ago, Mr. Kazuo Murata, the gallery owner, named the title of my solo exhibition "Wind, Soil, and Berry."
I am grateful that he considered “Berry” with the wind and the soil. Nature is a great teacher; I want to get closer to it.
Makiko Berry
Translated by
Sachiko Okamoto
Meisha Gay Smith
ベリーさんはいつも穏やかに話す
驕ることも卑下することもなくフラットで物静かなひとです
しかし彼女はバイタリティーにあふれています
自らを、止まったら倒れる自転車に例え、常に前進しています
彼女の制作は途中、絵が横に向いたり逆さになったりします
絵と相談しながら終着点(出来上がり)を模索しているかのようです
そして出来上がった作品からは、誰にも侵されない
「自由な私・・・」を感じる
他人の評価は評価として有難く受け止めるが、決して自分を見失うことはない
自然や人々の暮らしから触発されて創られる作品にはそれらに対する敬愛に満ちています
当画廊では2年ぶりの個展です
どうぞベリーマキコワールドをお楽しみください
村田画廊