紙に水を打ち、墨を垂らしこむ。水絵の制作はいかに画面の水を操るかの導きから生まれる痕跡です。この繰り返しから心象を創出していく。
絵画で語りうることはすべて絵画で語る方がいい。
私の好きなジャコメッティの言葉ですが心の奥底に感じ入ります。同じように、彫刻でしか語れないものがあり、それぞれの流儀でしか語れないものを知ることだと思います。
制作の中から余分なものを削ぎ落とし、心に響く精髄だけを取り出し畏怖の心持ちを筆先に伝えて画面の静寂の中に刻み込みたい。 若狹悌尚
Sprinkle water on the paper and hang ink on it. The production of water paintings is a trace born from the guidance of how to manipulate the water on the screen. From this repetition, we will create an image.
Everything that can be said in a painting is better to say in a painting.
It's my favorite Jacometti word, but it really touches my heart. In the same way, there are things that can only be told in sculpture, and I think it is to know what can only be said in each style.
I want to scrape off the excess from the production, take out only the essence that resonates with my heart, convey my awe to the brush tip, and engrave it in the silence of the screen. Yoshitaka Wakasa
プロフィール
1972 石川県出身 京都在住
1996 京都芸術大学《旧名称 京都造形芸術大学》研究生(日本画)修了
個展(立体ギャラリー射手座/京都)
1999 第1回トリエンナーレ豊橋「星野眞吾賞展」入選(豊橋市美術博物館/愛知 同05年)2004 個展(石田大成社ホール/京都)
2005 第3回トリエンナーレ豊橋「星野眞吾賞展」入選
2006 尖展(京都市美術館 同07~19、21年)
個展(祇をん小西/京都)
2008 個展(大丸京都店アートスポット)
2012 第4回京都 日本画新展(美術館「えき」KYOTO)
2013 個展(しら井ギャラリー玉藻/石川)
2014 第1回 続京都日本画新展 大賞(美術館 「えき」KYOTO)
個展(ギャラリー恵風/京都)
2016 個展(ギャラリー揺/京都)
2019 グループ展「竹杖ノ会」 (村田画廊/京都)同20,21,22,23
2022 若狹悌尚-兆しー展 (村田画廊/京都)
他、グループ展多数