京都の日本画の伝統を学び、継承しながら独自の表現を追求している

日本画グループ「竹杖ノ会」の展覧会です。

「竹杖の会」展は、村田画廊で30年近く開催してきた竹内浩一先生・村田茂樹先生による

日本画展「不易流行」展の後を継ぐ展覧会として、両先生に薫陶を受けた

6名の作家により2019年に始まりました。今回で7回目を迎えます。

若狹悌尚・和田ひとえは、墨を多用し抽象と具象の間で確かな真実を求め、

長谷川雅也は描写力と構成により新しい日本画に挑戦しています。 マツダジュンイチは

鉛筆と墨を重ね合わせ奥行きのある画面を構成し、寺村里香・吉田眞理子は伝統的な写生を

重んじ対象を丁寧に見つめることによって、それぞれの世界観を作り出しています。

            村田画廊

《作家コメント》

線を引く行為、そこに形が生まれる。

それらを繰り返す。反復は形を変えて、無数に形を生み、

又、無数のうちに消えていく。

形を探り、存在を立ち上げようと、描いては消し、付けては削り、

描き消す行為を繰り返す。

そうしてる間に存在はある雰囲気を纏って現れる。

見えないけれどもあるもの

見えるけど触れないもの

微かに、確かに在るもの。

マツダジュンイチ

岐路の連続で歩んできたけれど、私の後ろに道はできていない。

山川草木美しいものばかり。

「神の仕事」のようなことができたらいいけれど、そんなことを願うことからも放れて、

「有」も「無」もなく、からっぽになりたい。

そんな境地で描けたらいいなぁと思う。

そんな〝器〟になりたいなぁと思う。

「Relay〜杜の詩」でサザンオールスターズの桑田佳祐さんが歌っている。

「馬鹿でごめんよ」

私も歌おう。いや、描こう。

「明日を夢見る 馬鹿でごめんなさい」

和田ひとえ

寺村里香「秋麗」

寺村里香「シクラメン」

長谷川雅也「色煙ー白緑」

マツダジュンイチ「品」

マツダジュンイチ「黙」

吉田眞理子「ウマヅラとアサリ」

吉田眞理子「えび」

若狹悌尚「憬」

若狹悌尚蒼い渓」

和田ひとえ「杜の羽音」

和田ひとえ「空」